葡萄

grape


巨峰

「センテニアル」と「石原早生」を交配したもので、1942年(昭和17年)に誕生。正しい品種名は「石原センテニアル」で、「巨峰」は商標名として付けられました。今では黒ブドウの定番品種となっています 。果皮が濃い紫黒色をしていて、果肉は淡い緑色。締まりがある果肉は甘さも十分、果汁も多く優れた食味です。また昭和50年以降には「種なし巨峰」が生産されはじめ、こちらも人気です。成熟期は8月下旬~9月上旬頃。

ピオーネ

「巨峰」と「カノンホール・マスカット」を交配して作られたブドウで1973年(昭和48年)に登録されました。大粒の紫黒色をしていて、1粒のサイズは15~20gほどになります。酸味は少なめで甘みがあり、キュッと締まった歯触りのよい食感と上品な風味が楽しめます。時期は7月~10月頃。主産地は岡山、山梨、広島などです。ピオーネは種ありと種なしがありますが、種なしのものは「ニューピオーネ」とも呼ばれます。

藤稔(ふじみのり)

「井川682」に「ピオーネ」を掛け合わせた品種で1985年(昭和60年)に品種登録されました。果粒は平均20g前後と大きく、果肉はやわらかめで果汁が豊富。糖度は平均17度くらいと甘くて、適度な酸味もあります。また皮離れがよく食べやすいのも特徴の1つ。8月下旬頃から出回ります。

マスカット・オブ・アレキサンドリア

ブドウの女王と呼ばれ贈答用としても人気のマスカット。大粒で芳醇な香りと上品な甘さを持ち、糖度は高いものだと20度にもなります。また果皮が薄いため皮ごと食べることも可能です。9月~10月頃まで楽しめます。ちなみにこのブドウはエジプトが原産で、明治時代初めに日本に導入され、現在では岡山を中心に栽培が行われています。
 

豆知識


目利き

ぶどうは肩の上から栄善が回るため、先端の甘いものは全体が甘い。着色のよいもの、粒の小さいものが甘くよいとされる。粒の表面にふいている白い粉、ブルームはぶどうの糖分が果皮に出て固よったものなので、これが多いものは甘くおいしい。

栄養と効能

ぶどうの甘みはブドウ糖と果糖によるもので、ビタミン・ミネラルの含有量は少ない。しかし、最近のワインブームで注目されているポリフェノールは、皮の色素(アントシアン)や種の中(タンニン)に多く含よれており、コレステロールの酸化を防ぐ抗酸化作用が心臓病の予防に効果がある。また、干しブドウにすると末養成分か凝縮され、高血圧の予防に効果のあるカリウムや貧血予防の鉄分がら~10倍にもなる。

ぶどうの上手な保存方法

ぶどうは強い甘みを持つので、よく冷やすと甘みが増す。房ごと静かに冷水でぶり洗いし、ざるなどに上げて水気を切った後、押しつぶされないように保存容器に収める。よだいぶどうの粒を房からはずし、水分を切ってフリーザーパックに平らに入れ、ジップして冷凍保存すると、氷菓子のように食べられる。

洗うときのコツ

ぶどうを房ごと水を張ったボウルに入れ、水を流しながら5、6分浸し、その後ぶり洗いする。また、食べるときは謁の先から食べ始めると、最後まで甘みを感じることができる。